アームストロング・シドレー スナーラー
原開発国 | イギリス |
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開発企業 | アームストロング・シドレー |
液体燃料エンジン | |
推進薬 | 液体酸素 (LOX) / メチルアルコール/水 |
ポンプ | 他のエンジンから外部の駆動軸によって駆動される機械駆動式遠心式ポンプ |
性能 | |
推力 | 2,000 lbf (8.9 kN) [1] |
推進剤容量 | LOX 75英ガロン (340 L), 水-メチルアルコール 120英ガロン (550 L) |
アームストロング・シドレー スナーラー(Armstrong Siddeley ASSn.1 Snarler)は、ターボジェットエンジンと実験的に併用された小型のロケットエンジンで[2][3] 最初に飛行したイギリス製の液体燃料ロケットエンジンである。[4] 他の高濃度過酸化水素を酸化剤として使用するように計画されたイギリス製ロケットエンジンとは異なり、アームストロングシドレーは液体酸素を使用した。ロケットエンジンは乾燥重量が215 lbf (960 N)で推力が2,000 lbf (8.9 kN)で単位推力毎の燃料消費率が20 (lb/h)/lbfである。[4] 開発は1947年に開始され、最終的な仕様は1950年3月29日に最初に試験された。[5]
ホーカー P.1040 シー ホークの試作機であるVP 401は推力2,000 lbfのSnarlerロケットを尾部に装備した。推力5,200 lbfのロールス・ロイス ニーンターボジェットは胴体両側面の排気口から噴射した。搭載機はホーカー P.1072と称された。[5][6] これによりおよそ[7] 50% 推力が増加したが、燃料消費はおよそ20倍になった。[4] 1950年11月20日にホーカーのテストパイロットであるTrevor "Wimpy" Wadeによって初飛行した。[3] 小規模な爆発で機体が破損する前の前半の飛行はロケットエンジンを使用した。
P.1072ではメチルアルコールが使用されたが、Snarlerはジェット燃料を使用する事が出来た。推力増加のためにより実用的な推進にロケット推進よりもジェット推進が選択された。
エンジンは外部駆動式ターボポンプを備え、P.1072のターボジェットエンジンの減速機から駆動するという一般的ではない特徴を有した。[8]
型式
[編集]- ASSn.1 スナーラー
- 試作機と試験エンジン (軍需省分類 ASSnによる.).
出典
[編集]- ^ United Kingdom Aerospace and Weapons Projects: Rocket Engines. Skomer. オリジナルの2014-12-8時点におけるアーカイブ。 .
- ^ S. Allen (7 Dec 1951). “Rockets for Aircraft Propulsion”. The Aeroplane.
- ^ a b “Snarler” (PDF). Flight: 92–93. (25 July 1952) .
- ^ a b c Aero engines 1954. “Armstrong Siddeley Snarler ASSn.1” (PDF). Flight: 447–448. (6 August 1954) . (外部の線図を含む)
- ^ a b “Armstrong Siddeley Snarler” (PDF). Flight: 176–180. (6 August 1954) .
- ^ The Quest for Power.... “P.1072 Armstrong Siddeley Snarler ASSn.1” (PDF). Flight: 444. (6 August 1954) . "Snロケットの試験時にB.O.C. 球形タンクからホーカー P.1072液体酸素が供給された。ガスは速やかに下部から排気され蒸発した。" (給油中のP.1072)
- ^ ただし、ニーンの推力はターボジェットなのでSnarlerの定格での高度を下げた。
- ^ “Armstrong Siddeley Screamer” (PDF). Flight: 160–164. (27 July 1956) . (一般的には当時はFlight, 1954)で知られていなかった。